TRANOÏ TOKYO第三回が9月3日より代々木体育館にて開催。前回よりも大幅な規模拡大を実現。

2024年、パリを拠点とするTRANOÏが、アジア屈指のファッション都市である東京でローンチした合同展示会「TRANOÏ TOKYO」。本展示会は、アジアンマーケットの新たな軸となり、グローバルファッション業界の未来を共創することを使命としている。

世界各国の実力派ブランドが一堂に会するこのプラットフォームは、アジアのブランドにとって欧米進出への重要なゲートウェイとなり、欧米のブランドにとってはアジア市場参入の戦略的拠点として機能する。双方向の価値創造を通じて、真にグローバルなファッションエコシステムの構築を目指している。

2024年9月の第1回開催では、2日間で総定員を大幅に上回る3,499名が来場し、業界からの高い期待と注目度を実証した。

2025年3月の第2回開催には22カ国166ブランドが参加。特にフランスの注目ブランドJEANNE FRIOT、GAUCHEREを招聘し、国際的なプレゼンスを強化した。

2026春夏エディション(第3回)では、会場を国立代々木競技場第一体育館に移転し、大幅な規模拡大を実現。出展ブランド数は約250に達し、日本、ヨーロッパ、アジア、中東、南米など約30カ国からの参加が決定。トルコ、コロンビア、サウジアラビアからの新規出展者も加わり、多様な文化とクラフトマンシップが融合する場となる。

今回の「TRANOÏ TOKYO」は、従来のファッション展示会の枠を超越。ユニバーサル ミュージック合同会社のファッションプロジェクト「U/MUSIC」、ファッションデザイナー弓削匠氏によるレコードブティック兼レーベル「Adult Oriented Records」、パリ・マレ地区の名門アートブックショップ「Ofr. Paris」(1996年創業)が参加し、ファッション、音楽、アートが有機的に結合した包括的なカルチャー体験を提供。

さらに「Rakuten Fashion Week TOKYO」との戦略的連携により、東京のファッション発信力を国際レベルで拡張し、グローバルファッション業界における日本の地位向上を推進していく。

TRANOÏ TOKYO SS26 EDITION

期間:

2025年9/3(水)〜 9/4(木)

住所:国立代々木競技場第一体育館

           東京都渋谷区神南2丁目1−1

u/music

ユニバーサル ミュージック合同会社が、“より多くの人にアーティストの音楽と、そのクリエイティブな表現を届けたい”という想いのもと2024年に立ち上げたファッションプロジェクト。音楽アーティストの世界観や精神性を、ファッションというかたちで表現するライン「U/MUSIC(ユーミュージック)」を展開しています。THE ROLLING STONES、SEX PISTOLS、BILLIE EILISHなど、時代やジャンルを越えて支持されるアーティストたちのグラフィックを使用したアイテムを展開。商品制作は、ユニバーサル ミュージック グループで公式マーチャンダイジングを手がける〈BRAVADO〉が携わっています。今回のTRANOÏ TOKYOでは、アパレル展示に加え、最新音響技術「ドルビーアトモス」を用いた体験型ラウンジを会場内に設置予定。音楽とファッション、空間体験が交差する、ユニバーサル ミュージックならではの新しい提案をお届けします。

Adult Oriented Records

ファッションデザイナー・弓削匠氏が2018年に代々木上原でスタートしたレコードブティック兼レーベル。AORやシティポップ、ソウルなど、“大人の音楽”をテーマにセレクトされたアナログ盤を展開し、これまでに自身のレーベルから13枚のレコードをリリースしています。2020年にはファッションブランド「ADULT ORIENTED ROBES」、2023年には目黒区・青葉台にコンセプトショップ「AOR」をオープン。今回はCity Popを中心に、音楽とアート、ファッションのクロスオーバーを体感できるポップアップショップ形式でTRANOÏ TOKYOに参加予定。

Ofr.

パリ・マレ地区にて1996年に創業したアートブックショップ〈Ofr. Paris〉の世界観を受け継ぎ、2021年に東京・中目黒にオープンしたのが〈Ofr. Tokyo〉です。書籍やZINE、ファッション、アート、建築など、ジャンルを横断した独自のキュレーションで、ローカルとグローバルのカルチャーを繋ぐハブとして活動しています。運営を手がけるのは、静岡県出身の〈BOUTIQUE ROMANTIQUE〉代表。ヨーロッパブランドでの販売や都内セレクトショップでのバイイングを経て、2022年に独立。2024年にはOfr. Parisの正式な東京支店としての常設店運営を開始し、BLESSやPaloma Woolなどパリに縁のあるブランドの展開や、ファッションウィーク期間にあわせたパリブランドのヴィンテージ即売会なども行なっています。今回のTRANOÏ TOKYOでは、アートブックやZINE、タペストリー、グッズのほか、Ofr.オリジナルのコレクションも展開予定。カルチャーが交差する空気感をそのままイベント会場へと持ち込みます。

ALPHA INDUSTRIES

【ALPHA INDUSTRIES】は、米軍用品メーカーとして、1959年にアメリカ・テネシー州ノックスビルで設立。従業員40名程度の小規模ファクトリーとしてスタートするが、その品質の高さが認められ、瞬く間に業界トップシェアを誇るまでに成長。1960年代半ば以降は、アメリカ陸・海・空軍パイロットが着用する“MA-1”フライトジャケットや“M-65”フィールドジャケットといった軍用ジャケットの生産・供給を担当。その数は総計4千万着以上で競合他社を寄せ付けない実績を誇る。1990年代以降は、長きに渡り米軍の厳しい品質基準(ミルスペック)をクリアし、アメリカ軍のコントラクター(正式納入業者)を担ってきた技術と経験を活かして、タウンユース向けの本格的なアメリカンミリタリースタイルのアパレルコレクションを展開している。

BELEH

2025年にスタートした、インドの伝統工芸と日本の美意識を掛け合わせたインディゴデニムを軸とするクラフトブランド。デザイナーは、インド・西ベンガル州を拠点に活動するSoumitra Mondal(スミトラ・モンダル)と、リネンブランド「Vlas Blomme(ヴラスブラム)」を18年間手がけてきた石井智。ふたりは2017年、パリで出会い、美意識やものづくりへの考え方に深く共鳴しました。BELEHでは、カディと呼ばれる手織り布や、植物染料、ザリ刺繍などを用いた多彩な技術に加え、数百人の職人との協働によるものづくりを行っています。現在は1,000名以上のネットワークの構築を目指し、地域に根ざした手仕事の継承にも積極的に取り組んでいます。自然素材を活かした柔らかな表情と、現代的で奥行きのあるデザインが特徴。デニムを通じて、伝統と革新、そしてサステナブルな暮らしを結びつけるコレクションを提案しています。

mia hat and accessory

2015年にスタートした、帽子とアクセサリーのブランドです。デザイナーは、モディスタ(帽子職人)として活動するMiwako Iida。長年にわたって国内外の老舗メーカーで経験を積み、結婚・出産を経て自身のブランドを立ち上げました。ブランド名の「Mia」は、帽子づくりを学んだフィレンツェ時代の愛称に由来しています。古いものが持つ佇まいや、自然の中にある美しさ。そこに宿るストーリーをひとつひとつ手作業で形にし、日常に寄り添うような帽子を生み出しています。見た目の美しさだけでなく、つけ心地や機能性にもこだわり、長く愛される上質な日用品としてのデザインを追求しています。伊勢丹や阪急など国内の主要百貨店やセレクトショップでの展開をはじめ、2023年からはフランスのPREMIERE CLASSEやTRANOÏ TOKYOへの出展を機に、フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、韓国、台湾、中国など、活動の場を世界へと広げています。2024年には「KAI Hat & Head-piece Competition」で最優秀賞を受賞するなど、国際的にも注目を集める存在です。

Okiio Lounge

ニューヨーク・ファッションウィークの新進デザイナー支援プログラムに選出され、2023年に初のコレクションを発表したラウンジウェアブランドです。働く・くつろぐ・出かけるといった日常の行動をシームレスにつなぐ、汎用性の高いアイテムを提案しています。都市的な洗練さとコンフォートを両立させたデザインは、シンプルで上質。香りやプレイリストなど感覚的な要素も取り入れながら、“くつろぎの芸術”をキーワードに、空間や時間を含めたライフスタイル全体を演出しています。すべての製品はソウルで丁寧に少量生産されており、環境に配慮した素材やパッケージにもこだわっています。静かで洗練されたムードの中に、芯のあるメッセージが宿るブランドです。

RITO TAKAI

デザイナーはタカイリト。ESMOD TOKYO卒業コレクションをきっかけに活動をスタート。パーソナルな部分をクラフト感で出しながらもどこか共感できる服作りをコンセプトとし、いつも近くの友人や毎日少しずつ違う日常風景などをインスピレーション源としています。