blurhmsROOTSTOCK × REPRODUCTION OF FOUND“裏ジャーマン”を再解釈した別注モデルを10月31日に発売

blurhmsROOTSTOCKが、再びREPRODUCTION OF FOUNDとタッグを組み、ジャーマンミリタリートレーナーをベースとした別注モデルを制作した。本作は、元L’ECHOPPE（レショップ）の金子氏が提案した“裏ジャーマン”をリスペクトしつつ、blurhmsROOTSTOCK独自のアプローチで再構築。2025年10月下旬より、全国7店舗にて数量限定で発売する。今回のコラボレーションは、2021年に発表した「マルチミリタリートレーナー」に続く、両者にとって2度目の取り組みとなる。

ベースとなるのは、REPRODUCTION OF FOUNDが得意とするジャーマントレーナー。イタリアンホースハイドを裏表反転し、縫い目を表に露出させる「インサイドアウト」仕様とすることで、デザインの緊張感を演出。本来表に出るパーツを裏側に配置するなど、従来の構造を反転させたユニークなパターンに仕上げている。

また、素材にはイタリア産のホースハイド（馬革）を採用。通常モデルのカウレザーよりも艶感と耐久性を兼ね備えた質感が特徴。さらに、ロゴは鏡映しに配置され、既存のアイコンを再解釈。ソールは1970年代にスペインの老舗サプライヤーがテニス用に開発したカップソールを使用し、イタリアンホースハイドと直接縫い付ける「サイドマッケイ製法」で仕立てることで、唯一無二の佇まいを実現した。

今回の blurhmsROOTSTOCK別注 “裏ジャーマン” は、従来の裏ジャーマンのコンセプトを踏襲しながらも、以下のように大幅なアップデートを施している。

・独自のパターン設計とステッチワークを採用

・トゥやサイドラインの裏側にフォームを挿入し、立体感と快適性を向上

・アッパーをイタリアンホースハイドに変更

・シューレースをチェコの200年の歴史ある工場に依頼したロウ引き仕様に変更

・ソールを1970年代にスペインで開発されたテニスソールに変更

・通常の吊り込み式アッパーセメント製法に加え、サイドマッケイ製法を追加し耐久性を強化

・シュータンも長めの設定に変更

さらに、スニーカーの甲の開口部（シューレースで締める部分）を狭めたことで、全体のパターンとバランスを一新。サイドマッケイ製法によってアッパーとソールが直接縫い合わされ、通常以上の耐久性を実現している。

制作にあたっては、オリジナル“裏ジャーマン”を発表した金子氏に事前に相談を行い、そのリスペクトのもとにblurhmsROOTSTOCK流の新解釈を加えた経緯がある。単なる復刻や模倣ではなく、ブランドの哲学を体現したストーリーを持つプロダクトとなっている。