WTS 1987 | 東京のストリートモードブランドが海外ファッションシーンに与えた影響 (WTS Magazine Vol.3) - wts
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東京のストリートモードブランドが海外ファッションシーンに与えた影響 (WTS Magazine Vol.3)

2023年。ファッショントレンドの中でも、年々、隆盛し続けているのが、“デザイナーズアーカイブブーム“ だ。その現象は、一般的なデザイナーズ古着を楽しむ服好きにまで、当たり前にリーチしている、2020年代を代表する大きいファッションブームと言っても良いだろう。日本のみならず、世界的なこの潮流は、いずれ、1990年代の“裏原宿系ファッション”のようなカルチャーの分類で、2020年代の “アーカイブファッションカルチャー“ として、“ファッション史“ の一部になり得るのではないかと、私なりに予想している。その中でも、とりわけ現代ストリートモードファッションに多大な影響を与えているのが、東京を代表するファッションブランド『アンダーカバー』と『ナンバーナイン』だ。

デザイナーズアーカイブと言えば、メゾンマルタンマルジェラや、ラフシモンズ、ヘルムートラングなどの海外モードブランドばかりがフィーチャーされがちだが、海外ブランドのアーカイブと同様に、多くの人気アーティストたちが、こぞって着ている “2000年~2005年くらいまでの『アンダーカバーと、ナンバーナインの初期作品』“ こそが、今まさにホットなアーカイブと言える。

では、何故このような東京のストリートモードブランドが、2020年代の海外アーティストの心を掴み、愛用するまでに至ったのか、そして、今もなお多くの人々を魅了し続けている理由は何なのか。歴史的背景を基に、私なりの観点で考察してみる。

順を追って整理していくと、現代のデザイナーズアーカイブファッションの中でも、市場に大きな影響を与え続けている人気のアーティストがいる。それはエイサップロッキー(以下:ロッキー)と、トラヴィススコット(以下:トラヴィス)だ。1988年生まれのロッキーと、1991年生まれのトラヴィスは、共に幼少期に、1990年代の空気を肌で感じている “ミレニアル世代” の代表格。音楽やファッションに目覚め始める多感な時期に、1990年代を通っているかどうかは、非常に重要なポイントだと、捉えている。

キム・ジョーンズや、ヴァージル・アブロー、デムナ・ヴァザリアなどのデザイナー達が、ストリートカルチャーを服作りに反映させているのは、1990年代に起きた音楽とファッションのカルチャーをインプットした “原体験“ があるからだと推察している。筆者である私も、そんな1990年代のストリートカルチャーに、どっぷりと浸かり、今だに魅了され続けている1人だ。

ファッションシーンにおいて、ロッキーが昔から尊敬している人物がいる。それは、1990年代を代表する裏原宿ファッションのカリスマ『藤原ヒロシ』と『NIGO』だ。この観点から、一つ仮定すると、ロッキーの中(思考・感性・美学)には、確実に1990年代の裏原宿系ファッション、東京のストリートファッションが刻まれている。

続きは、WTS Vol.3にて

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